SEO内部対策は超重要!知っておきたい内的SEOの基本(前編)
「自分の作ったサイト(ブログ)を検索上位に表示させたい」と思っていますか?
もし「検索順位なんて関係ない。私のサイトを評価しないgoogleが悪い!」と思っている人は、この記事は意味が無いので戻るボタンで他のサイトへ移動してください(笑)
検索エンジンのアルゴリズムを予測し、それにもとづいてサイトを上位表示させるために行なう対策をSEOと呼ぶことは、この記事を読んでくれているみなさんはご存知だと思います。
SEOは大きく分けて『内部対策(サイト内部に施す内的SEO)』と『外部対策(サイト外部で施す外的SEO)』に分けられますが、この記事ではSEOの内部対策(内的SEO)について考えてみたいと思います。
内的SEOと外的SEO
あなたはSEO対策において内部対策(内的SEO)と外部対策(外的SEO)、どちらがより重要だと思いますか?
外部対策とは?
外部対策とは一言でいえば、『ターゲットとなるサイトに対して被リンクを獲得するための対策』です。被リンクが多いほど検索エンジンはそのサイトを「優良なサイト」と認識する仕組みを利用して上位表示を狙います。
- サテライトサイト(ブログ)を立ち上げ被リンクを獲得
- 相互リンクを行い被リンクを獲得
- ソーシャルブックマークへ自演で登録して被リンクを獲得
などが外部対策の代表的なものになります。
外部対策はその効果が得られるまでの時間が短く、対策後2週間から1ヶ月程度で順位が大きく変動することがよくあります。
また過度な外部対策は検索エンジンよりペナルティーを食らう原因にもなります。
内部対策とは?
内部対策とは『検索エンジンにサイト構成やコンテンツ内容を正確に理解させるため、サイト内部に施す施策』のことをいいます。
- HTMLの最適化
- 重要なタグの最適化とタグ内へのキーワードの使用
- キーワード出現率の最適化
- 内部リンクの充実
- CSSを外部ファイル化するなどHTMLをシンプルにする施策
- XMLサイトマップの設置
- URLの正規化
- コンテンツの充実、ユーザビリティーの向上
など多くの対策が必要となります。一つ一つの対策を施したところで検索順位がすぐ上昇するようなものではなく、どちらかといえば効果を実感するのに時間がかかります。
外部SEO対策が即効性があるのに比べ、内部対策はサイトの自力をつけるために必要な地道で地味なSEOだと言えるかもしれませんね^^;
SEOは内部対策と外部対策どっちが重要?
3~4年前までは圧倒的に外部対策だと言われていました。
特にGoogleにおいて被リンクの数が検索順位に大きく影響を及ぼしていたため、リンク販売業者から被リンクを購入する行為が広く行なわれていました。
しかしここ数年状況に変化が見られます。
以前より明らかに被リンクの評価が下がり、内部対策の重要度が上がってきていると言われています。
特にペンギンアップデートが導入された2012年以降、その傾向が強まっているようにも感じます。
ペンギンアップデートとは、GoogleがWeb検索サービスにおいて実施した検索アルゴリズムの大規模改良の通称である。
ペンギンアップデートの主要な目的は、ブラックハットSEOや検索エンジンスパムを行っているWebサイトの排除とされている。例えば、過剰な相互リンクやコンテンツファームなどは相対的に評価を下げたという。
ペンギンアップデートは2012年4月に実施され、翌5月、および10月にデータの更新が実施されるなど、複数回に分けて実施されている。なお、2011年には「パンダアップデート」と呼ばれる検索アルゴリズムの大規模な変更が行われている。
しかし未だに内部対策を軽視している人が多い印象を受けます。
多くのアフィリエイターはまだ、外部対策に集中しているのが現状でしょう。
そして内部対策をおろそかにすることで上位表示に失敗している人が多いと思いますね。
私なら内部対策をより重視します
「ミドルキーワードまでなら内部対策の方が重要」
と私は現時点で考えています。
というのも月間検索ボリュームが10,000回~20,000回程度のキーワードで、外部対策をほとんど行なっていない私のサイトがいくつも上位表示できているからです。(数本~10本程度の被リンクで上位表示しています)
またこういったサイトは被リンクを大量につけて上位表示したサイトよりも順位が安定する傾向が見られました。
「ミドルキーワードまでなら」と条件をつけたのは、私自身がビッグキーワードでのSEO対策の経験がないためです。ビッグキーワードは被リンクが重要だよ!といわれても全く反論ができませんので、そういった突っ込みはご容赦ください!^^
というわけで内部対策をしっかりと行ないましょう!というのがこの記事の趣旨なんですが具体的に何をすればいいの?と疑問をお持ちの方もいると思います。
そこで上記で書いた内部対策のうち特に重要だと思われる内容について、1つ1つ対策のコツや具体例を挙げて紹介していきたいと思います。
※記事が非常に長くなるため、個別の内部対策の説明は記事を複数回に分けて説明していきます。今回は「HTMLの最適化」「重要なタグの最適化とキーワードの使用」「キーワード出現率の最適化」を説明しますね^^
SEO内部対策(1)HTMLの最適化
私たちはパソコンやスマホのモニターできれいなブログやサイトを見ることができますが、これはコンピューターがHTMLやCSSを読み取りその指示通りにデータを出力することで実現しています。
このブログのTOPページのHTMLソースの一部です。
こういったコンピューターに指示を出すための特別な言語やプログラムの文字列のことを『ソース』といいますよね。
このソースを最適化することがSEO上有利になるといわれています。
ではなぜソースを最適化する必要があるのでしょうか?
文法が間違っても英語は通じるのと同じ
私はこのソースの最適化という作業は、誤った文法の英語(他の言語でもいいです)を正すことと同じだと思っています。
例えば、英語が非常に苦手な私が海外に行ったとします。めちゃくちゃな和製英語ですが何とか言いたいことが伝えられ、無事にバカンスをエンジョイできたとします。(バカンスをエンジョイって古・・・しかし他が思い浮かばん(泣) )
つまり英語って文法がめちゃくちゃでも何とか通じるじゃないですか!?
前置詞が間違っていたり、過去形と過去分詞を間違えたりしてもです。
↑ ↑ この状態がHTMLが最適化されていないけどモニターには正常に表示される状態
HTMLの文法は間違っているけれど、モニターを通じて私たちが普通に見れてしまうWEBサイトが山ほどあるんですよ。
では英語の例でもう一度考えましょう。今度は英語の文法テストを英語が苦手な私が受けると仮定します。。
今度は意味が通じるという基準では評価されずに、どれだけ正確な文法を理解しているか?同時にテストを受けた同級生の中で何番目の点数が取れたか?という評価基準で戦うことになりますよね。
すると海外旅行を無事に乗り切ったはずの私が(笑)、テストだと下から数えた方が早い順位になったりするわけです。
SEOにおけるHTMLの最適化ってまさにこれだと思うわけです。
コンテンツの質が同等のサイトが2つあった時、どちらのサイトを上位表示するか?といえば文法がキレイなほうになって当たり前ですよね?
HTMLが汚くても上位表示できる場合もある
無料ブログやホームページビルダーなどで作成したサイトのソースを見ると、余計なタグがたくさん含まれる非常に汚いHTMLになっていることが良くあります。
それでも上位表示できる場合も多いのでどこまで気にするべきか?が悩みどころです。検索順位は他のサイトとの相対評価の結果ですから、HTMLの最適化以外のSEO対策やコンテンツの質によっては上位表示は十分可能です。
つまり気にしすぎるとキリが無いのですが、HTMLの基本的な知識を身に付け、HTMLソース上の無駄な記述や間違ったタグの使用を修正できるようになるとSEO対策のレベルが1段階上がることも事実だと思います。
WEBに関わるビジネスをする以上、基本的な商売道具であるHTMLを多少は理解し操れるようになった方が良いでしょう。
SEO内部対策(2)重要なタグの最適化とタグ内へのキーワードの使用
タグとは「<」と「>」で囲まれた文字標識のことでHTMLの基本的な構成部分です。
文章構造や書式、リンクの埋め込みなどをタグで記述することで、コンピューターはソースの中から重要なポイントを理解し検索順位に反映させたり出来るわけです。
ここではタグの中でも最も重要かつSEO上、効果の見込めるをいくつか紹介します。
タイトルタグ<title>~</title>
もっとも重要なタグがこのタイトルタグでしょう。タイトルタグに挟まれた部分に入力されたテキストがそのWEBページのページタイトルになります。
タイトルタグについて注意すべきポイントは次の通りです。
タイトルは全角32文字までに収める
全角32文字という数字はGoogleの検索結果に表示された際に、省略されずに表示される文字数がおおよそ32文字程度のためです。
検索ユーザーはタイトルをざっと眺めて、どのサイトを見るか判断します。タイトルの省略部分に重要なキーワードや伝えたい内容がきてしまうと、クリック率がガクンと落ち込みますので注意しましょうね。
ページごとにオリジナルのタイトルを付ける
サイト内の各ページごとに必ずオリジナルのページタイトルをつけましょう。
ページタイトルはページ内のコンテンツを検索エンジンンに伝えたりユーザーに興味を持ってもらうためのキャッチコピーの役目を果たします。
ページが違えばコンテンツが違うのが当然ですのでページタイトルも1ページずつ、オリジナルであるのが当然ですよね。
無料ブログなどでは記事タイトルやカテゴリー名がそれぞれのページタイトルに反映される設定になっているため心配はほとんどいらないと思います。
しかしHTMLサイトを作成する際には、ページのソースをコピーして別ページを作る場合にうっかりタイトルを変更し忘れて、そのまま公開している、、という事も起こりえますので注意が必要です。
キーワードを必ず含め、できるだけ最初に配置する
各ページタイトルには上位表示を狙っているキーワードを必ず含めましょう。
内部SEO対策においてタイトルタグは最重要ポイントです。タイトルにキーワードを含めなければ上位表示はほぼ不可能と言ってもいいほどです。必ず上位表示を狙うキーワードを個別のページタイトルに含めるようにしましょう!
また重要なキーワードほどタイトルの先頭に配置するほうが良いですよ。
Googleはコンテンツの先頭に来る情報をより重要なものとして判断するそうです。
(問題)
自動車保険の一括見積もりサイトを運営している場合、下記のタイトルではどちらが好ましいでしょうか?
- (A)無駄な保険料は払いたくない人へ!自動車保険一括見積もりCHECK
- (B)自動車保険一括見積もりCHECK!無駄な保険料は払いたくない人へ
この場合どのキーワードで上位表示を目指すかによって答えは変わります。
「自動車保険 一括見積もり」というキーワードで狙うなら(B)が正解!
「無駄な保険料 払いたくない」というキーワードを狙うならもちろん(A)のタイトルの方が相応しいことになります。
キーワードはタイトルタグの先頭に配置した方が良いと説明しましたが、これもHTMLの最適化と同じで、この対策だけで検索順位が劇的に変わるようなものではありません。
あくまで他の要因と合わさって検索順位は決定されるため、無理にタイトルの先頭にキーワードを詰め込む必要はありませんよ。
無理に先頭にキーワードを配置した結果、タイトルが不自然になりユーザーのクリック率が低下したりなどのマイナス要因も発生しうることも考慮して決定するようにして下さい。
hタグ<h○>~</h○>
hタグは見出しタグといい、ページ内の見出しを表記するタグです。○に入るのは数字で、見出しの大きい順にh1~h6まで設定することが出来ます。特によく使用するh1、h2タグについてみてみましょう。
h1タグ
h1タグは<h1>~</h1>で挟み込んだ部分をそのページの大見出しとして認識するためのタグです。タイトルタグと並び、内部対策においては最重要とされるタグになります。
h1タグには必ず上位表示を狙うキーワードを含め、また見出しのタイトルですから短く簡素に記述することが好ましいでしょう。
先ほどの自動車保険の例(B)で言えば、h1タグは『自動車保険一括見積もりをCHECK』などで良いかもしれません。
h1タグは各ページに1つしか使用してはいけないというルールがあることも覚えておきましょう。1つのhtmlファイル(1ページのことだと考えてください)に複数のh1タグが存在する場合、Googleはそのページの大見出しが分からないということになります。
そうなれば当然上位表示にも悪影響が考えられますので、h1タグは1ページにつき1つしか使用しないように気をつけてくださいね。
h2タグ
h2タグは中見出しに当たるタグになります。h1タグと違い、同一ページの中で複数回使用することが可能です。
h2タグにも狙っているキーワードを含めるといいでしょう。ただしh1タグやタイトルタグと被らないように注意しましょう。またコンテンツの内容をみてキーワードがそぐわない場合などは、キーワードそのものではなく関連ワードを使ってみることもおすすめします。
※タイトルタグ、h1タグ、h2タグの全てにターゲットキーワードを含めるとユーザーから見て不自然に見えるかもしれません。また場合によっては過度なSEOとしてGoogleからペナルティーを受ける可能性も。。(ほとんど無いと思いますが)
それよりもキーワードの関連ワードを使用することで検索エンジンにもユーザーにも自然なページ構成にした方が得策な場合もあると私は考えています。
今読んでいただいているこのページはターゲットキーワードが「SEO 内部対策」ですが、関連ワードとして「内的SEO」というキーワードも使用するなどして上記の効果を狙っています。
(注意)これらは答えのない話ですからあくまで私の例という事でご理解願います。もしかすればタイトル、h1、h2タグともに狙ったキーワードをドンズバで盛り込んだほうが上位表示が速い可能性も無いわけではありません。
SEO内部対策(3)キーワード出現率の最適化
ページ内の総テキストに対するキーワードの比率は何%くらいが適正なのでしょうか?
聞く人によって答えはバラバラだと思いますが、おおむね5%前後が適正だと考える人が多いようです。しかしこのテーマはずっと以前から議論があり、答えは無いというのが本当の答えだと思います。
ただしその時に上位表示できているサイトを調査してみると、その時点でのキーワード出現率と上位表示の関係性は見えてくるかもしれません。
以前はキーワード出現率は高めが良いとされ、隠しテキストなど上位表示目的の不正行為が当たり前のように見受けられました。(背景と同じ色でテキストを配置し人には見えない文字を検索エンジンに読ませたり、モニターの表示範囲外にテキストを配置するなどの手法があった)
しかし今ではそんな手法は全く通用しませんしキーワード出現率などは気にせず、しっかりとしたコンテンツを作ることで出現比率は自動的に適正化されるものだと思います。
上位表示サイトの数字を参考程度に調べるのはあり
キーワード出現率を気にする必要はない!といわれても気になるのがアフィリエイターの性(笑)そんな人もいるでしょう。
そんな場合はあなたが今狙っているキーワードで上位表示されるライバルサイトのキーワード出現率をチェックしてみましょう。
上位サイトのキーワード出現率とあなたのサイトの出現率があまりにかけ離れている時は、コンテンツの修正(キーワードを狙って増やしたり減らしたりするために)を行なっても良いでしょう。
キーワード出現率を調べるには無料のチェックツールを利用しましょう。
キーワード出現率チェック | ちょこっと便利な無料SEOツール集 ohotuku.jp
SEOチェックツールで有名なdevoさんのキーワード出現率チェックツール!希望する出現率にするためにあといくつキーワードを追加すれば良いかが表示され便利です。
下の画像は「SEO 内部対策」で今現在1位に表示されるサイトを上記のohotuku.jpで解析した結果です。
「SEO」が7.29%、「対策」が4.71%、「内部」が0.94%となっています。
このように上位10位くらいまでのサイトのデータを眺めていくことで、上位表示に必要なキーワード比率の目安がつかめるかもしれません。興味があれば是非試してみてくださいね。
というわけで今日の記事ではSEOの内部対策について、基本中の基本となる3つのトピックを紹介しました。
残り5つのトピックについても数日以内に記事をアップしますのでお楽しみに^^
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コメント
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ゆーじさん。こんにちは。
パール君こと吉川と申します。
40代3月末で会社をリストラされました。
がけっぷちのアフィリエイターです。
ゆーじさんのブログ大変興味深く
楽しく読ませていただきましたかつ
内容も高度で役に立つ内容ばかりです。
これからよかったら交流しませんか。
ぽちっとしておきました。
パール君さん
コメントありがとうございます。アフィリエイトは工夫と努力で短期間でも成果を伸ばすことが可能だと思います。
読んでいただいて役立つような記事を今後も書いていきますので、今後も宜しくお願いします^^